福山が結婚して・・・ってまたこのネタ?
(ちなみに私は福山はかっこ良すぎてターゲットにはしてません、どちらかというと菅官房長官派です)
で、その菅官房長官が「子供を産んで国家に貢献を」という発言をしたそうで、批判コメントが殺到らしいです。そんな福山の結婚のことを政治家に聞く記者も記者なんだけど。
全文は「この結婚を機にママさんたちが一緒に子供を産みたいという形で、国家に貢献してくれればいいなと思いますねぇ」
で、これは不妊当事者にとってどうなのか、という点で、
私はピンと来なくて、へぇ〜と思った程度。攻撃されてるとは感じなかった。そもそも吹石さん、まだ妊娠発表してないから、ま、結婚=妊娠ということで吹石さんがプレッシャーを与えられるのではないかという心配がある。英国のキャサリン妃のプレッシャーのように。(心配ご無用だったけれど)
この全文を読むと、妊娠ブームになればいいなって願いですよね。
きっとみんなが怒っているのはその次の「国家に貢献」というワードだと思います。
国のために産むんじゃないんだよ〜(怒)ってことと、妊娠ブームを母親まかせではなく、ちゃんと産める、育てられる環境を整えてから言って!ってことだよね。
今までに、柳澤厚生労働省の「女性は産む機械発言」や、「産めないのかヤジ問題」はダメです、完全にアウトです。私としては、「羊水が腐る発言」の方が100万倍許せないけどね。とにかくこれ全部アウトです。
菅官房長官の発言ですが、政治家が意味のない芸能人の結婚のコメントを聞かれたら、どうしたらいいのか、私が官房長官だったら(絶対ならないけど)、「この結婚を機に、ママさんたちが一緒に子供を産みたいと(ここまで同じ)思ってくれればいいですね、そのためには国は子供を育てやすい環境を一刻も早く整える必要があります。スウェーデンに今から視察に行きます」と言います。
そして、不妊に悩める人のことを頭の片隅でも思ってくれるならば「育てやすい環境とともに、産みやすい環境、不妊治療の見直しをするためフランスに行ってきます」とかどうでしょうか。
今回のこの一件で恐縮ですが、不妊カウンセラーとしてコメントを雑誌に掲載してもらいました。
おわり

1975年生まれ。不妊ピア・カウンセラー。「コウノトリこころの相談室」を主宰。28歳に結婚後、妊活をスタート。人工授精、体外受精、10年以上の不妊治療では二度の流産、死産を経験。子宮腺筋症で子宮全摘。44歳で生後5日の養子を迎える。数々のメディアや、大学で講演活動を行うなど、実体験を語っている。これまでの体験を綴ったエッセー、夫婦共著「産めないけれど育てたい。不妊からの特別養子縁組へ」2020年9月出版(KADOKAWA)