毎日新聞さんのコラムで、私の活動を書いてくださいました。ありがとうございます!
記者さんとは死産する前からのお付合いで、「こうのとり追って〜晩産化時代の妊娠・出産」の取材でもお世話になりました。いつも応援してくれて感謝です。
医師や看護師にしかできない医療という支援はあります。そのおかげで年間100万人のうち4万人以上が体外受精により生まれた赤ちゃんです。24人にひとりの割合。人工授精も入れるともっともっとですよね。
医療関係者ではなくとも、当事者に寄り添ってくれる方には感謝します。嬉しいし、ありがたいです。その存在は心を穏やかにしてくれます。
私はそれに加えてピアという存在も必要だと考え、現在の活動に至ります。
当事者にしかわからないことっていつの場もどんなことでもあります。不妊だけではないですね。不安とか希望とか、その都度変わる心の内を仲間だけで共有できる場所の存在、話しても良いんだと思える人の存在は私がつらかったとき大きな支えになりました。
これからもその思いを大切にしていこうとコラムをきっかけに改めて思いました。(毎日新聞 憂楽帳2016年3月17日夕刊)
1975年生まれ。不妊ピア・カウンセラー。「コウノトリこころの相談室」を主宰。28歳に結婚後、妊活をスタート。人工授精、体外受精、10年以上の不妊治療では二度の流産、死産を経験。子宮腺筋症で子宮全摘。44歳で生後5日の養子を迎える。数々のメディアや、大学で講演活動を行うなど、実体験を語っている。これまでの体験を綴ったエッセー、夫婦共著「産めないけれど育てたい。不妊からの特別養子縁組へ」2020年9月出版(KADOKAWA)