11月に入り、そろそろ年賀状を考える季節になりました。
近年は年賀状を送ることは減っているとは言っても、親戚などから届くことはありますよね。
死産を報告をすることは、しんどい作業です。
ただ、報告しないままだと、「もう出産した?」「予定日いつ?」と聞かれたり、今年出産した人から「産まれました」という出産報告ハガキが届いてしまう。
正直、今、赤ちゃんの画像付き年賀状は見たくない、そんな気持ちになりますよね。
いつかは・・・そう、報告しないと・・・
まず、私の失敗したケースをお話しします。当時気力もなく、ただ新年を迎えました。例年通り届いたたくさんの年賀状。赤ちゃんを死産したことを知っている人からも届きました。家族が亡くなったのに赤ちゃんは入らないんだな、、と思ったり。「とても辛い思いをしたね」とメールをくれた人からも「出産しました!」と赤ちゃん画像だけの年賀状が届きました。死産したことの辛さわかってなかったんだというガッカリ感が大きかった。
私、それ以来、年賀状自体をやめました。
先日の「流産死産を乗り越えて」のイベントのお話会で、かわいいセレモニーカード(赤ちゃん用の喪中ハガキ)の話しがでました。実際に天使ママさんが当時送ったそうです。生まれる前に亡くなった赤ちゃんの存在は、周囲に知られることがほぼありません。私たち夫婦の赤ちゃんがたしかにいました、ということを知らせることもできますね。
ハガキは4種類、どれもかわいいですよ。
こちらのサイト(天使の保護者ルカの会)からダウンロードできます。登壇した石井先生が運営スタッフをして関わっている団体です。時期的にも年賀状のことは丁度良いということで、ブログで紹介することをご了承いただきました。一般的な喪中ハガキは白黒でそっけなく、赤ちゃんには寂しいし合わないなぁと思っていたので、ご興味ある方はご覧ください。
年賀状を受け取らなくて良いし、赤ちゃんのこともお知らせできるし、元気になるまで見守ってくださいというメッセージ付きという3点セット。
もうひとつ、天使の保護者ルカの会さんのイベントをご紹介します。
11月12日(土)流産、死産などで亡くなった赤ちゃんに手作りのプレゼントを作る「エンジェルキルト」を開催します。詳しくはこちら
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1975年生まれ。不妊ピア・カウンセラー。「コウノトリこころの相談室」を主宰。28歳に結婚後、妊活をスタート。人工授精、体外受精、10年以上の不妊治療では二度の流産、死産を経験。子宮腺筋症で子宮全摘。44歳で生後5日の養子を迎える。数々のメディアや、大学で講演活動を行うなど、実体験を語っている。これまでの体験を綴ったエッセー、夫婦共著「産めないけれど育てたい。不妊からの特別養子縁組へ」2020年9月出版(KADOKAWA)