妊活中に夫婦ふたりの生活を物足りない、寂しいと思ったことはありますか。
早く家族が増えないかな〜、家族が増えたらこんなことをして、あんなことをして、という妄想ばかりが膨らみ、今の夫婦ふたりの生活を楽しもうという意識はどんどん無くなっていく。
あれをしてくれない、もっとこれをして欲しいというのは不妊治療なんて始めるとたくさん出て来てしまう。妻だけが通院するから身体的に不当感が募ってしまうのも仕方ない。
そんな時、
親しくしている60代の女性が、facebookに
「夫を惚れ直す!」
という投稿をしていたのです。連れ添って何十年も経過してるのにこんな言葉が言えるなんて素敵だな〜〜〜と思いました。
年を重ねても夫婦仲良くする秘訣を伺うと、
「相手の良いところを探すのが結婚」とのお言葉が!
なるほどーーー、相手の出来ないところじゃなくてね(笑)。そうか、ベテランでも努力はしているのだ〜。
結婚観を学んだ時に、
相手が自分にないものを持っていると魅力を感じ、
相手の欠けているものを補いたくなる
という心理を聞き、考え方が違う二人が惹かれ合うことに納得しました。私に得意な部分があって、夫にもあって、2人で補って協力して楽しかった。で、結婚したんです。頼ったり、頼られたりすること自体が嬉しかったはず。
人生はこの先長いです、通り道の「妊活中」こそいまいちど立ち止まって「相手の良いところ探しゲーム」をするのは大事ですね。自分の夫(妻)にしかない素敵な部分を思い出してみてください。ピロートークでぜひこのゲームを。(うちは以前そんなことをトライしたような、相手を褒めるゲームをしたことがあります。その時夫は、私のことを「頑固」とか「意地っ張り」と言い、ゲームは終わったのでした。ルールをちゃんと理解してから始めましょう)
その上で、もっとこんな風に話し合えると私たちは良い夫婦になるよね、ってことを2人で話せるならばそれはもう最強です。夫婦のコミュニケーションは深いし、簡単ではありません、、そこそこの家庭の積み重ねた歴史があるからすぐには変わらないけれど、相手の良いところを意識するとニッコリが増えると思います。
ニッコリするとニッコリが返ってきますよ。
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1975年生まれ。不妊ピア・カウンセラー。「コウノトリこころの相談室」を主宰。28歳に結婚後、妊活をスタート。人工授精、体外受精、10年以上の不妊治療では二度の流産、死産を経験。子宮腺筋症で子宮全摘。44歳で生後5日の養子を迎える。数々のメディアや、大学で講演活動を行うなど、実体験を語っている。これまでの体験を綴ったエッセー、夫婦共著「産めないけれど育てたい。不妊からの特別養子縁組へ」2020年9月出版(KADOKAWA)