日経ARIA「そして・・・母になった」の連載3回目、最終回が公開されました。
私たち、家族になれるの?その答えははっきりと断定できないまま、研修や勉強を重ねて、最後は信じるしかなく突き進んで迎えたこの日。どんなことで「家族」と呼べるのか、「家族」を感じるのか、生後すぐの息子を託され、2年半の月日を家族3人で暮らして感じていること、大事にしていることを書きました。もし養子縁組を考えている人が今読んでいて、私たち家族の1例ではありますが、養子縁組ファミリーのその後の想像に少しでもこの連載が役立つのであれば、この連載を引き受けた甲斐があります。
そして裁判を通じて生みの親の気持ちに触れることもありました。私たちにとっての産みの親の存在も書いています。
1975年生まれ。不妊ピア・カウンセラー。「コウノトリこころの相談室」を主宰。28歳に結婚後、妊活をスタート。人工授精、体外受精、10年以上の不妊治療では二度の流産、死産を経験。子宮腺筋症で子宮全摘。44歳で生後5日の養子を迎える。数々のメディアや、大学で講演活動を行うなど、実体験を語っている。これまでの体験を綴ったエッセー、夫婦共著「産めないけれど育てたい。不妊からの特別養子縁組へ」2020年9月出版(KADOKAWA)