ブログを閉鎖していた期間の治療のことは、これからさかのぼって書いて行きます。
(2011.12月のこと)
月経が始まってから産婦人科でチェックがありました。
死産してから3ヶ月が経過していた。
振り返ると、この時期は不安定だったのか、何かにすがりたかったのかもしれない・・・
周りからは「今はゆっくり休んで」と言われいたものの、
今すぐにでも赤ちゃんが欲しい気持ちが止められかった。
その想いは以前よりも大きく鮮明に頭に浮かぶようになり、更に、本当だったらもうすぐ産まれていたのにという思いも混ざり合って、
いてもたってもいられなく、できだけ早く授かるためにはできるだけ早く治療をスタートするしかない。
それは夫も同じで、ぽっかり空いた心を埋めるのは趣味なんかではなく子供という存在だということは、
夫婦ともにわかっていた。
最初の月経がきたときの診察で、「いつから治療できますか」と医師に聞いていた。
「医学的には子宮の中も綺麗に回復しているので次の月経でスタートできますよ。」という返答をもらった。
ここの総合病院の産科では技術的にも設備的にも体外受精は考えていなかったのでAIHになるけれど、
なんでもいい、少しでも可能性があるなら1ヶ月も無駄にしたくない。
しばらくは子宮の経過を観察と不妊治療をここで併用しようと思います。
(2011.12月のこと)
1975年生まれ。不妊ピア・カウンセラー。「コウノトリこころの相談室」を主宰。28歳に結婚後、妊活をスタート。人工授精、体外受精、10年以上の不妊治療では二度の流産、死産を経験。子宮腺筋症で子宮全摘。44歳で生後5日の養子を迎える。数々のメディアや、大学で講演活動を行うなど、実体験を語っている。これまでの体験を綴ったエッセー、夫婦共著「産めないけれど育てたい。不妊からの特別養子縁組へ」2020年9月出版(KADOKAWA)