月経がはじまり3日目で受診。
採卵までの2週間の間にフェリングを8本、採血を4回、セトロタイドを3本を打った。
注射がこの世で一番嫌いな私ですが、今月は15本。。いつまでたっても嫌なものは嫌。
で採卵前に最後の自己注射でHCGを1本。これで16本・・・。あー、しんどい。
通院はD3,D5,D7,D9,D11,D12,D13,D14
こう書いて見るとけっこう通いますね。
卵胞は右3つ、左3つ見えていて、あ!あるじゃん!とちょっと嬉しかった。
採血でのE2値は1444。ひとつの卵子からE2は250-300は出るそうなので、卵胞がたくさん見えているのにE2が低いと空砲の可能性が高い。
もう、ゼロはいや、、、ゼロだけは。
このクリニックに来てから3時間待ちはない、30分も待たずに呼ばれることが多い。先生ともじっくり話しができるし、通院のストレスは明らかに減った。
あるのは、採卵への恐怖だけ。
目覚めてゼロって言われたあの日、消えてしまいたくなるほどだった。
採卵日D16
麻酔が点滴に入れられ、数を10数えて下さい〜、ぼーーーーっと耳鳴りがして、ワーンワーンワーンと頭が回る。1、2、3、・・・ああ、あの世に行ってしまう。
私は注射は大嫌いだけど、麻酔は大好き。今日こそ10まで数えるぞ!と意気込んでも、すぐにコクっと負けてしまう、毎回心の中でひっそり戦っている。
それくらいしか楽しみがない。
結果はつづく。
1975年生まれ。不妊ピア・カウンセラー。「コウノトリこころの相談室」を主宰。28歳に結婚後、妊活をスタート。人工授精、体外受精、10年以上の不妊治療では二度の流産、死産を経験。子宮腺筋症で子宮全摘。44歳で生後5日の養子を迎える。数々のメディアや、大学で講演活動を行うなど、実体験を語っている。これまでの体験を綴ったエッセー、夫婦共著「産めないけれど育てたい。不妊からの特別養子縁組へ」2020年9月出版(KADOKAWA)