あけましておめでとうございます。みなさん大晦日はきちんとお掃除して一年浄化しましたか?
新しい年を気持ちよく迎えてますか?
もしも負担に思うことがあったら、どんどん削除していきましょう。私は年越しで中川淳一郎著書「縁の切り方」という本を読んでいました。ユニークなタイトルです。
ネット上のコミュニケーションが盛んになり、日々、人との対話が壊れていることを感じます。それがネットと言われれば仕方ないけれど。私にとってちょうどよい本でした。
発言小町とかyahoo知恵袋ってありますよね、一般人が一般人の質問に答えるあれです。あれを見ていると、人間の本性というか、如実に見えますよね。性格が・・・。
質問に回答しないで、そもそも論を唱える人や、質問者を責める人、回答している人につっかかる人、その人にまたつっかかる人・・・エンドレス。これが社会!
なんとな〜く日常社会でもありますが、匿名とかネットだと、言葉で現れるのでなんだかこっけい。
早く質問者に的確な回答してあげてっ!
いずれにしても著者は、ネット上で変な人とからむのは時間が無駄と言っている。返答してはいけないと。反応しないで無視が一番だそうです。
更にこの本では、ブログのコメント欄について現在では不要と言っています。「当初は有益な情報が書き込まれたりブログの著者への応援メッセージが書き込まれた」と前置きした上で「基本的にネット上で何か意見を言いたいのは大多数がアンチである」「だからこそ芸能人ブログのコメント欄は承認制になっており、一般人のブログもアンチによるコメントだらけになった」「平和な食べ歩きブログがなぜか罵倒だらけということもある」と。
大多数がアンチといっているけれど、私のブログは始めて10年、ありがたいことにほぼ応援メール。治療に失敗したときなんかは同じような経験をした人たちから励ましてもらった。ありがとう。それらは私の宝物です。
しかし変な人はどこの国にもいて、少数ではあるけれどいます。ここに書き出そうと思ったのですが、今全然思い出せません、それくらい少ない。
そういえば、最近の謎のコメントは、このブログに「個人的なことを書いていることに驚き」というコメントもらいました。け、ど、
・・・逆に言いたいけれど、これは個人的なブログ・・・です。
そしてわかったことがあります。彼女たちは誰かが書いたことに批判ばかりしていて「自分じゃ書けない人」ということです。言いたいことがあるなら、いますぐあなたがブログを始めればいいんです。
ツイッターはブロックができるので簡単だと著者も言っています。私はあまりブロックしませんけれど、去年は2名ほどしました。それは児童相談所のことをツイートした時にからんできた母親。彼女の実子が児相に連れ去られたと訴えていました。誘拐と言っていた。
誘拐が本当だったら事件ですよね。それも児相がっ!
でもその母親のツイートをさかのぼると、あざくらい子供はあるよ、と言ったり、
私が「何もしていないのに連れ去られて保護されてる場所も教えてもらえないんですか?」と「何もしていないのに?」という部分は、はぐらかされた。
その後虐待防止のツイートを私がすると、「診断した医師があやしい」とからんでくるようになり、医師までも批判する態度が異常で、私の思想とは真逆だと思いブロックしました。
あと、ひとりは、おおむね不妊の自分の感じた気持ちについて私はツイートしているけれど、どこかの不妊でもない社会学研究者が「そうは思わない」と反論してきて、しかも未婚。それはあなたは結婚していないし、子供を望んだこともないだろう立場だからで、さらに言うと、私の感じた気持ちに反論されてもそれはあなたがコントロールすることではありません。今、不妊は子供が授からない人だけのことではなく、社会問題なのにこういう人のせいで当事者の声が届かないんだろうな、と強く思って絶望してブロック。
著者は「自分にとってムダだと思う人間関係はバッサバッサ切っていい、無視するのが吉だ。なぜなら人生はあまりにも短く、人間はあまりにも多いからである」と縁を切ることをすすめている。
バッサバサだなんて、頼もしいお言葉。
相手の状況に寄り添うことはできない人の言葉は害を与えてきます。マイノリティの立場の不妊を抱えているとつっこみどころたくさんあるのでやっかいです。どんなジャンルでもマジョリティがマイノリティを攻めるのはとっても容易です。
例えば「子供だけが人生ではない」「あなたのような人には子供はできない」「産まなきゃわからない」などなど、これを言われると嫌だろうと思うことをあえて言ってきます。自分がなにか優位に立っていることを示したいがために相手を攻撃する人。
ネットに限らずリアルの世界の人間関係のつながりにしんどさを感じるこの時期、親戚の集まり、義両親、田舎への帰省、同窓会では子供の話、赤ちゃんアップの年賀状が届く・・・
数年だけでも期間限定で縁を切ってみてはいかがでしょう。私はかなりの人とフェイドアウトして現在スマートな人生を送っています。
縁を切るというと、ネガティブなイメージですが、「断捨離」ってことです。この際、スッキリさせて、この花火のように晴れ晴れしい年明けをお過ごし下さい。
次は正月なので「年賀状の縁」について書こうかな。
1975年生まれ。不妊ピア・カウンセラー。「コウノトリこころの相談室」を主宰。28歳に結婚後、妊活をスタート。人工授精、体外受精、10年以上の不妊治療では二度の流産、死産を経験。子宮腺筋症で子宮全摘。44歳で生後5日の養子を迎える。数々のメディアや、大学で講演活動を行うなど、実体験を語っている。これまでの体験を綴ったエッセー、夫婦共著「産めないけれど育てたい。不妊からの特別養子縁組へ」2020年9月出版(KADOKAWA)