特別養子縁組でパパママになる

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社会的養護のひとつに特別養子縁組制度があります。「自分の家族が欲しい」「その子に愛情のある家庭を」どちらの想いもあると思います。赤ちゃんを授かるために努力されてきた人にとって血のつながり、我が子へのこだわりがあることは自然の感情だと思います。子どものための制度とはわかっていても迷いや不安はあるもの。あなたがなぜ養子縁組を考えているか、心の中を整理するお手伝いをいたします。

対象:不妊の経験をもち、特別養子縁組を考えている方

このようなご相談をいただきます。
治療の終結を考えているけれど、できれば子どもは育てたい
養子縁組の情報が少なく、何を調べれば良いかわからない
どこから赤ちゃんは来るの?
血のつながり、こだわり、家系のこと

*民間養子縁組あっせん団体の紹介やおすすめはしておりません。

日本には育てたいけど育てられない事情を抱えながら出産する女性がたくさんいます。その赤ちゃんの85%は乳児院に預けられ、現在3000人以上の乳幼児が家庭を知らずして育っています。誕生した病院から直行の赤ちゃんもいます。政府は児童養護施設も含めて施設の集団養育ではなく里親などの家庭養育を現在の10%程度から75%に大幅に増やす方向と発表しました。国として養子縁組にも着手するということでしょう。

2007年、九州の慈恵病院は育てられない赤ちゃんを匿名で引き取る“こうのとりゆりかご”を始めました。全国からたくさんの赤ちゃんが預けられた一方で「その子を育てたい!」という電話殺到したそうです。育てられない人の代わりに誰かが育てるという考えは現代の日本ではすんなりと受け入れられないかもしれません。血縁重視というのは日本の特有の文化と思っていましたが、少し前の時代、おじいちゃん、おばあちゃんの時は親戚間で養子はありました。少しまでの柔軟な関係がまた広がればいいなと思います。

養子を迎えることを相談する先がない、そんな声を聞きます。「なにもそこまでしなくても…」と言われ、周囲の理解はまだまだ万全とは言えません。それでも生まれる子がいて、施設で育つ子が今日もそこで日々成長しています。問題は山積みですが、ひとりひとりの考え方が社会を動かすと思い、養子縁組・里親の推進を応援しています。


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