もう今年、終わりますね!大掃除が全然終わってません・・・
お正月飾りをしていない人は今日がリミットですよ、明日では「一夜飾り」でダメらしい。
今年を振り返ってみると、乳児院や子ども虐待防止活動のボランティアや、不妊カウンセラーのお仕事を始めたり、死産後、家に閉じこもっていたことを考えるとアクティブに活動した年だったと思います。
一時は誰にも会いたくなかった時期がずっと続くと思ってたけど、当時、同じく死産経験者から「時間はなによりも薬になるよ」という言葉を言われたことを思い出し、しみじみ実感してます。
そして、今年は、新しい環境に飛び出してみました。
不妊当事者同士でお話するのは私にとってなくてはならないもの、癒しにもなるし、励みにも、自分自身を認める大事なひとときです。が、それ以外の環境に一歩踏み出してみたのも今年久しぶりにしたこと。
踏み出すとか言うと大げさですが、ただ、習い事に通い始めました。
今までの私を知らない人たち、ちょっと居心地が良いです。死産したことも不妊治療中であることも知らない。
自由な主婦と思われているかもしれませんが、それはそれでいいのです。
子どものいない2人の生活を満喫していると思われても、それでいいんです。
誰しも心の奥に抱えている事は見えないんです。
そして、努力すると結果が伴うということを実感。練習するとだんだん上手になる。「努力=結果」なんてシンプルで素晴らしいことなんだ〜〜〜って。当たり前なんだけど、不妊治療って違いますよね。そんな暮らしをずっとしていると結果がついてくることにいちいち感動してます^^;
もちろんちゃんと病院は通ってますよ、それ以外の時間を楽しいものにしようと気持ちが変わったんです。ちょっと変化。前は何をやっても子どもがいないことで落ち込んで、趣味などを楽しめなかったんですけどね。なんでだろう。
新しい友達の環境の中の自分と、不妊当事者のお友達の中の自分が2人存在する。どっちも私、どっちも大事。
来年は39歳、ラストスパートなので頑張ります!
1975年生まれ。不妊ピア・カウンセラー。「コウノトリこころの相談室」を主宰。28歳に結婚後、妊活をスタート。人工授精、体外受精、10年以上の不妊治療では二度の流産、死産を経験。子宮腺筋症で子宮全摘。44歳で生後5日の養子を迎える。数々のメディアや、大学で講演活動を行うなど、実体験を語っている。これまでの体験を綴ったエッセー、夫婦共著「産めないけれど育てたい。不妊からの特別養子縁組へ」2020年9月出版(KADOKAWA)