また夫婦のお金の話しです。前に「夫のお金を使って習い事いいわね〜」と嫌味たっぷりで言われたことを書きましたが、それはあくまで他人が勝手に言った言葉。その場合は無視でけっこうです。
でもこの「おれが食わせてやってる」って言葉は夫から妻に言うんですよね、ありえません!!!
「時代はおしまい」って当然ですよ、そんなこと言う人、いますか?!!あ、周囲にもいますね〜。まだ独身だけど専業主婦を見下す言い方から推測すると、ヤツなら奥さんに対して言いかねないな。
我が家?そんなこと言った日にはもっと怖い目に合うことになるので、夫は言いません。言えません^^;。
もし言われたら?その日からお弁当ナシ、夕ご飯ナシです。
しかし最近はこのBlogを夫が愛読しているようで、こういったことを書くと、わ・ざ・と「おれが食わせてやってる〜〜〜笑」とテンション高めで言ってくる可能性はあります、、、完全に子供です。
このAERAの記事でライターは『あ、春』(1998年)という映画を取り上げているます。佐藤浩市・斉藤由貴が小さな子を持つ夫婦の役で、バリバリ働く証券マンと育ちのいい専業主婦の話し。妻は子育てに負われるが夫は協力しない。
妻に「あなたは私たちのこと見てないじゃない」と問いつめられる。
夫は、「家族のために仕事を頑張ってるんだ。お前たちのためなんだ」といつもの言い草、
あるとき自問自答した答えが「仕事が面白かったってだけなのかなあ」だった。
このボソリと言った台詞が印象的だと語っている。
この映画見てみたいな〜。
私の夫も仕事大好き人間。つらいとか、苦しいということはなく、毎日スキップして会社に出勤するくらいです。家族を養うために今の仕事を選んでないわ。彼が仕事をしている理由は「仕事が楽しいから」でしょう。それを都合の良いように「お前たちのために」にすりかえてはいけないよね。
もうひとつマイナビウーマンのアンケートを。もしも言われた時の妻の反論がまとめられてました。
誰のおかげ?→
「親が生んでくれたおかげ!!」「田んぼのおかげ」「炊いてる私のおかげ」「会社、だって共働きの予定だし」「炊飯器!」
NGワードには、「誰が料理を作ってると思ってるんだ! 自分で料理を作ってから物申せ!」「『私のおかげ』と笑って答える」
田んぼ!!!!いいね、使おう〜〜〜。「私のおかげ」も面白いけどNGなんだね。
ちなみに我が家は炊飯器は無く、土鍋で炊いています。100倍美味しいです(ほんとオススメ)。夫の帰り時間に合わせて炊きたてが食卓に並ぶになるようにしています。もちろんタイマーはありません。夫も舌が肥えてしまい「炊きたてがいいな〜」と言います。私たちは「土鍋のおかげで美味しい飯が食えている」です。あれ、そういうことではない?
私は彼が仕事してくれてることを尊敬します、そして彼は私が不妊治療を続けていることを尊敬する。お互い代わりが効かないことをしている。
そこを理解していれば、「おれが食わせてやってる」「誰のおかげで飯が食えてるんだ」は出て来ないはず。
ぜひ夫婦でDVDレンタルしてみようと思います!
1975年生まれ。不妊ピア・カウンセラー。「コウノトリこころの相談室」を主宰。28歳に結婚後、妊活をスタート。人工授精、体外受精、10年以上の不妊治療では二度の流産、死産を経験。子宮腺筋症で子宮全摘。44歳で生後5日の養子を迎える。数々のメディアや、大学で講演活動を行うなど、実体験を語っている。これまでの体験を綴ったエッセー、夫婦共著「産めないけれど育てたい。不妊からの特別養子縁組へ」2020年9月出版(KADOKAWA)