1年前、4月4日の”よーし”という語呂合わせからこの日を「養子の日」とし、もっと養子の正しい知識、情報を、理解を深めよう〜という願いから養子縁組に関わる団体がシンポジウムを開催しました。
とっても良かったです、養子を迎えた当事者の話、涙も出ました(第一回養子の日記念養子縁組団体フォーラム行って来ました→過去ブログ)。
夫にも聞いてもらいたかったな、このリアルな声・・・と思い、今年は夫婦で行くことにしました!
「え〜〜〜、養子、今は考えられない」という夫ですが、家で議論してても始まらないので、シンポジウムにあとは委ねようということで、
「私の行事にもたまには付き合って」といい、一緒に行きました。帰りは美味しいご飯を食べるというカモフラジュ付きです。
数カ所でイベントをやっていたのですが、私たちはヒカリエで開催された「4月4日養子の日キャンペーン ~大人たちから子どもたちへ 『家庭』という贈りもの~」(マイナビニュース) へ。
満席の人気でした。*写真はすべてマイナビニュースから
施設で育った当事者としてイラン人の女優のサヘルローズさんからのスピーチ。
施設の子供がいつも着ない綺麗な服で一列に並び、そこに大人がやってきて養子にする子を選ぶという「オーディション」と子供たちが呼ぶ面接があった、そのときは友達もライバル・・・、若い子が選ばれる、とサヘルさん。「誰が本当の親をもう1回見つけられるか」という言葉が印象的でした。
今のお母さんに引き取られ名前と誕生日を決めてもらったそうです。感謝しかない、と何度もいうサヘルさん。血のつながりがなくても家族の絆があるというメッセージを伝えてくれました。
次はこうのとりゆりかご蓮田院長から。
1975年生まれ。不妊ピア・カウンセラー。「コウノトリこころの相談室」を主宰。28歳に結婚後、妊活をスタート。人工授精、体外受精、10年以上の不妊治療では二度の流産、死産を経験。子宮腺筋症で子宮全摘。44歳で生後5日の養子を迎える。数々のメディアや、大学で講演活動を行うなど、実体験を語っている。これまでの体験を綴ったエッセー、夫婦共著「産めないけれど育てたい。不妊からの特別養子縁組へ」2020年9月出版(KADOKAWA)