おしゃれで子育てに熱心なママ雑誌というイメージを私は勝手にもっている、雑誌VERY。
病院にあったので見ると、「養子を迎えるという選択肢」という文字がっ。えっ!VERYはママしか読まないと思ってたので意外。洋服をチラ読みのつもりが、熟読してしまいました。
3人の養親ママが座談会のように話しているスタイル。
養子を迎えたことを「たまたま始まりが違っただけ」と表現していて、他の家族と何も変わらないと語るママたち。
日々の積み重ねで親子の絆がしっかりできてるんだな〜って思いました。素敵です。
赤ちゃんを斡旋してもらうのは民間なのか、国の施設からなのか、それはそれぞれだった3人。とってもわかりやすい自然体な内容だったので、ちょっと考えている人は読んでみるのもいいかもしれません。
そして産婦人科が養子縁組の斡旋をしているさめじまボンディングクリニックの鮫島院長も掲載されてました。産んでも育てられない親がいて、産めずに育てたい人がいる、これらをつなげるのに一番近い存在は産婦人科ですよね。
このクリニックの特徴は出産前から相談に乗り、養親を探します。このことで赤ちゃんは施設に入ることなく、0日で養親に受け渡されます。産みの親は妊娠期から我が子の先行きが決まり、不安が解消され初めに訪れた時に比べ表情がみるみる変わるそうです。養親は自分が産んだのと同じく0日から育てることができます。
それぞれがHappyなんですね。素晴らしい活動だと思います。
*国(児童相談所)に相談した場合、乳児院に入れられてしまうので、私は赤ちゃんにとってはHappyではないと思います。そのときに命は助かってもその後は家庭とはかけ離れた集団生活をしなくてはいけません。乳児院でミルクボランティアをしていたので、あの状態には疑問がたくさん湧いて来ます。
ファッション誌のVERYでも養子縁組を取り上げてくれるなんて、嬉しいですね。そしてとっても良い内容の記事でした♪
機会があればぜひ2014.1月号です。
1975年生まれ。不妊ピア・カウンセラー。「コウノトリこころの相談室」を主宰。28歳に結婚後、妊活をスタート。人工授精、体外受精、10年以上の不妊治療では二度の流産、死産を経験。子宮腺筋症で子宮全摘。44歳で生後5日の養子を迎える。数々のメディアや、大学で講演活動を行うなど、実体験を語っている。これまでの体験を綴ったエッセー、夫婦共著「産めないけれど育てたい。不妊からの特別養子縁組へ」2020年9月出版(KADOKAWA)