子宮腺筋症の治療も3ヶ月経ちました、毎日薬を飲むってけっこう大変。飲み忘れたら月経がきてしまうのでドキドキ。
治療を始めた頃は出血が不安定で緊急入院することになったけれど、あれから体調は安定しています。ご心配おかけした皆様、ありがとうございました!
子宮腺筋症(内膜症も)の治療をする=不妊治療はお休み
炎症を起こしている子宮を休めるために、月経を止めることが一番の治療。
(子宮摘出や閉経でもちろん完治はできます、それ以外の方法は、霞ヶ浦クリニックで子宮を残し特殊な手術ができると聞いて電話したら3年後まで予約でいっぱい!)
とはいえ、3ヶ月間、不妊治療をストップするという決断は勇気がいりますよね。過酷な不妊治療をするたびに病状はひどくなっている・・・妊娠すると月経が止まるので妊娠そのものも良いとされている。しかし、その妊娠がしないんだもの、、妊娠するためにホルモン補充でまた子宮を酷使する日々、妊娠しないばかりにいろんなことが悪い方へ進んでいる。自然に逆らうということだろうか。
痛みを表現するならば、子宮をねじられているような痛み、流産後に飲んだ子宮収縮剤や死産の時の陣痛促進剤と同じです。子宮がギューギューされて激痛。
それが28日に1回なんて、、、
——子宮腺筋症について——
子宮内膜の組織が何らかの原因で子宮の筋肉のなかに深く潜り込んで行き増殖します。月経の時に内膜が剥がれ落ちる際、深く潜り込んでいる部分も剥がれ落ちるために子宮の筋肉を刺激。炎症や、卵巣や子宮の腫れ、内膜は固くなり、着床しにくくなる。これが、子宮腺筋症は不妊の原因とされている理由です。
体外受精で良い胚を移植しても、着床しない、、やっぱり最後は子宮の問題かな。着床しなければ、どうにもならないんです。卵子のことばかりが注目されていますが、妊娠〜出産まで胎児を育てる大事な場所、子宮内環境はとっても重要ですよね。
私が処方されたのは、オレンジの薬のディナゲスト。
診察代(エコー含む)2,000円
薬代 1ヶ月8,000円
私は朝晩1錠ずつ。服用してる間は「月経」はきません。少量の出血あり。
同じ月経を止めるピルは、血液凝固の人には向かないと聞いたのですが、ディナゲストの不妊に関連する副作用は今のところないそうです。
適した期間は3ヶ月〜6ヶ月
今日のエコー診察では、見た目あまり変化はなかったようです。3ヶ月を過ぎた頃から効果を感じている人が多いそうで、私は治療を続行することにしました。
私の一番のネックは子宮です。それは本当にわかってます。死産した時、本当にダメな子宮のせいでちゃんと育ててあげれなかったと悔やんでいます。毎日ヘパリンを打っていたけれど、悔いは残ります。
再び10ヶ月も育てる自信はありませんが、妊娠する前にできるチェックや体作りをして後悔なく今年を振り返りたいな。
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不妊・不育カウンセリングルームMINTBABY
1975年生まれ。不妊ピア・カウンセラー。「コウノトリこころの相談室」を主宰。28歳に結婚後、妊活をスタート。人工授精、体外受精、10年以上の不妊治療では二度の流産、死産を経験。子宮腺筋症で子宮全摘。44歳で生後5日の養子を迎える。数々のメディアや、大学で講演活動を行うなど、実体験を語っている。これまでの体験を綴ったエッセー、夫婦共著「産めないけれど育てたい。不妊からの特別養子縁組へ」2020年9月出版(KADOKAWA)