4月まで子宮内膜症・子宮腺筋症の治療をして、子宮内膜ポリープも切除し、やっと5月から体外受精周期に入れるぞ〜っ!と意気込んでD1に病院に行ったら、E2の数値が高すぎて見送り。6月も同じくD1のE2数値が高く見送り。内服を処方してもらい安定させ、7月・・・E2が正常に戻りました!!
そして、久々の自己注射やら筋肉注射でダメージを受け、身体中に薬剤の香りがして、だるさもむくみもあり過ごしたけど、治療ができる嬉しさもあり、いざ採卵へ。
1年ぶりだ〜緊張する!4つの卵胞が同じくらいの大きさで成長していて期待できるらしい。
夫は出張のため分身をあらかじめフリーズしてもらうなど準備もバタバタ。
しかし、採卵の結果は、
ドアを開けて先生の部屋に入ると
「空砲でした」という結果。
あ、久しぶりにショック。
時間の流れとともに忘れかけていたけれど、努力が「無」になったという感覚・・・そうだよね、これだよね。
うーーん。この場の空気もさ、良いものじゃないよね。
早くおうちに帰りたいな。
そんな気持ち。
治療の終わりは考えていますよ、ずっと前から40歳で終わりにと言っていたし。
空砲というのは、もう限界なのかな〜・・・私の身体は、と冷静な自分と、直視できない自分もいて。
やめる時が一番大変、やめた後に悲しみが始まるというけれど、
ここからが不妊の自分と向き合う時間かな。
来月、採卵にリトライして決めます!
1975年生まれ。不妊ピア・カウンセラー。「コウノトリこころの相談室」を主宰。28歳に結婚後、妊活をスタート。人工授精、体外受精、10年以上の不妊治療では二度の流産、死産を経験。子宮腺筋症で子宮全摘。44歳で生後5日の養子を迎える。数々のメディアや、大学で講演活動を行うなど、実体験を語っている。これまでの体験を綴ったエッセー、夫婦共著「産めないけれど育てたい。不妊からの特別養子縁組へ」2020年9月出版(KADOKAWA)