永遠の独身貴族かと勝手に思いこんでいた福山が電撃結婚しましたね〜。46歳。
お相手は吹石一恵、33歳。ビックカップル。福山の長年のファンのみなさんの体調が心配です。
そして、こういった報道の時、妊娠したのかしらと余計なことを一瞬考えてしまう変な癖は抜けません。
ここのところの芸能人の結婚で思うことがあります。
男性が40歳オーバーなのに対し、女性は生殖機能をしっかり持つ20代後半〜30代前半が多い。男って妊娠しやすい年齢の女性を計算して結婚相手を選んでいるのだろうか。。。
松たか子の夫53歳で父、三谷幸喜 52歳で父( 妻33)、HIRO(45歳で父)とか、西島さん(まだ妊娠してないけど)とか・・・
例えば46歳の女性なら妊娠出産はかなり難しいですよね。でも、やっぱりそこは男性だから、妻となる相手の年齢次第で自分の年齢なんてリセットできて父になれるチャンスが降ってくる、、、いいなぁ。46歳の女性が33歳の男性と結婚しても、こうはならない。
福山が46歳の女性と結婚したら、私は福山の株をすごくあげたと思う。
40歳を超えた独身男性が、「将来は子ども欲しいんだよね〜」と無邪気な発言をする人、けっこう多いです。自分の年齢を棚に上げ、好き勝手なこと言いおって・・・お気楽ですな。独身女性は、年齢のプレッシャーを感じるし、自分ではどうにもできない生殖機能のことで評価されているみたいで、嫌な思いをしていないだろうか。同じだけ生きてきているのに、不公平と思うけれど、やはり女性には生殖機能のリミットという無視はできない大きな問題があります。
30代前半だと、男性は「仕事が忙しい」「仕事が楽しい」などの理由で結婚の時期をしぶったり、妊娠を先延ばしにする話はよく聞きます。我が家も夫がその年齢の頃、子作りに全く真剣ではなく、私だけがせっせと体温測ったり、排卵日を報告したり、不妊クリニックに通ったりしていた。夫婦の温度差の始まり・・・。しまいには「君はノイローゼだよ、考えすぎだ」と言われ、本当に殺人事件になりそうでした(生きてます)。35歳を過ぎた頃「娘が欲しいんだよ〜」と夫は唐突に言ったけれど、もうあの頃の「若さ」は戻ってこないのです。
さっきも言いましたけれど、生殖機能のリミットは無視できない大きな問題です。
女性は自分の体のことしっかり考えています。男性も正しい知識を持って安易に先延ばしにせず考えてほしい。
下記のグラフは生涯こどもを持てない確率(朝日新聞の医療サイト:子どもを持てない確率は2倍に)
25~29歳 9%
30~34歳 15%
35~39歳 30%
40歳以上 64%
男性も女性も知っておきたい知識ですよ。
不妊治療は何歳からすれば良いですか?という質問をよく受けますが、年齢が高くなれば、自然と妊娠率は低下します、自然現象です。治療は長引き、お金もかかる可能性が高くなるということです。これから始めようかな、と思っている方は、このグラフとにらめっこしてご夫婦でよ〜〜く話合って欲しいです。二人じゃ話にならない、雰囲気が悪くなる、喧嘩になるという人はカウンセラーの助けを借りたり、不妊治療している友達カップルに間に入ってもらうなど、まずパートナーが「子ども」についてどう思っているかを知ることからね。

1975年生まれ。不妊ピア・カウンセラー。「コウノトリこころの相談室」を主宰。28歳に結婚後、妊活をスタート。人工授精、体外受精、10年以上の不妊治療では二度の流産、死産を経験。子宮腺筋症で子宮全摘。44歳で生後5日の養子を迎える。数々のメディアや、大学で講演活動を行うなど、実体験を語っている。これまでの体験を綴ったエッセー、夫婦共著「産めないけれど育てたい。不妊からの特別養子縁組へ」2020年9月出版(KADOKAWA)