イチローと弓子夫婦が好きです。
以前、NHKの「イチロースペシャル2012」という番組でマンハッタンの自宅を公開していて、ポーカーフェイスのイチロー夫婦の仲睦まじい生活がのぞけました。当時結婚13年。
芸能人のお宅訪問は、夫婦に子供がいて、賑やかで、ドタバタしてて、インタビュー中も子供がよじ登ったりして、「家族です、幸せです」みたいな絵が一般的だけど、イチローの見て、どこか安心した。静かで、2人の時間を楽しんでいて、頭の良さそうなかわいい犬がいた〜。
この上目遣い、きゃ〜〜キュン死です。
毎日カレーを食べたいイチローのために、弓子夫人は毎日スパイスからカレーを作っている。スパイスラックもすごかった・・・そんな弓子夫人のことをイチローは”プロ”と語っている。
今回のイチローの記事(イチローのルーティンを支える弓子)には、
イチローのスケジュールは5分刻みになっていて、たとえば球場への出発時間が午後2時25分なら、食事時間はその30分前の午後1時55分からと決まっている。出掛ける前に食べるトーストを焼く時間は、1枚目が2分30秒で、2枚目が1分30秒。試合が終わって、早ければ25分で自宅へ戻ってくるイチローを待たせることなく、食卓に料理を並べるためには、イチローの試合を最後まで球場で観ている余裕はない。
うひゃ〜〜〜っっ。イチローは特別ストイックで知られているけれど、多かれ少なかれきっとアスリートの奥様たちはこんな生活をしているのかもしれません!
しかし、私はいつもモヤモヤした気持ちになるのです。
どんなに素晴らしいサポートをしても、アナウンサーとしてキャリアを積んできたとしても、実業家として成功していても、夫婦に子供がいないことで、弓子夫人は不妊なのか?と憶測が飛び交い、年上と結婚したからだ、イチローのDNAを残してほしいなどとSNSでは勝手なことを言われ放題、ほんとイライラするコメントばっかになるんです。
それは本人同士がとっくに話し合っているでしょうに・・・。
何をしても子供を産む人が1番偉いみたいな…その風習、やめようよ。イチローは弓子夫人のことをこんなふうに語ってました。
ずっとここまで結婚してから・・・僕の感情を察してくれて・・・支えられているというのはこういうことなんだろうな、奥さんが旦那を支えるのはこういうこなんだろうな・・・僕はそういうこと今まで
(沈黙25秒)!
強く意識したことはなかったんですけれど・・・(中略)
人が人を支えるというのは弓子から学んだ。
ああ、素敵だぁあああ。沈黙25秒がまた良い。
イチローが弓子夫人に、
弓子夫人がイチローに、
2人がうまくいっているのは、お互いが感謝しあっていることを上手に表現しているんだろうなぁ。
夫婦2人だからこそ、その気持ち大事だよね。
これからも応援しよっと。
1975年生まれ。不妊ピア・カウンセラー。「コウノトリこころの相談室」を主宰。28歳に結婚後、妊活をスタート。人工授精、体外受精、10年以上の不妊治療では二度の流産、死産を経験。子宮腺筋症で子宮全摘。44歳で生後5日の養子を迎える。数々のメディアや、大学で講演活動を行うなど、実体験を語っている。これまでの体験を綴ったエッセー、夫婦共著「産めないけれど育てたい。不妊からの特別養子縁組へ」2020年9月出版(KADOKAWA)