水タコに教えられる無償の愛

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ゴールデンウィークでしたね。

子供の日と母の日、コナシ族の私には無縁だし、ついでに興味なしでしたが、そんな私でも感動したのが昨日の母の日に放送されたNHK「ダーウィンが来た〜お母さん頑張れ!世界最大のタコ 感動の子育て」

人間じゃなくてごめんなさい、でもタコ、すごく愛のあるやつでした。こんな私でも母の日をかみしめることができました。ありがとう。(タコに)

 

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番組では卵を守る母タコに1年密着。貴重映像らしい。
タコといえば軟体動物、全身スライムの出で立ち。4mの巨大タコ。はっきり言って見栄えは全然素敵ではない主役です。

 

まず水ダコの大好物は毛ガニ。(私と一緒!親近感)

毛ガニの体に巻きついてバリバリと殻を砕くタコ。カニとタコの戦い・・・どうでもいいですけど、それくらい水ダコは強いってことです。

で、産卵は岩穴にします。ぶら下がっている白いのが卵。うーん・・・さすが軟体動物の卵。グロテスク。

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母タコが卵を隠すように見張りをするんだけど、

なんとーーーっ孵化するまで10ヶ月この体勢です!こんな狭いところにっ!ノイローゼになりそう。しかもその間、その場所を離れず、飲まず食わずの母タコ。絶食10ヶ月です。タコの足は痩せ細り、毛ガニに勝利してたとは思えないほど弱々しく、でも卵を守ります。タコがこんなに健気だとは思わなかった!

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10ヶ月目、母タコは最後の力を振り絞り、足をゆらゆらさせて卵を扇ぎます。刺激されて孵化が促進されるらしい。そして小さい赤ちゃんタコが次々泳いで大海原に。やった〜

役目を終えた母タコ、やっと我が子が産まれたのに力尽きて海底に倒れ・・・死んでしまう。

すでに母タコに感情移入し番組に引き込まれてる私、ラストシーンには涙でました。これぞ無償の愛。。。!!!偶然見たタコ番組に涙するなんて、私、相当涙もろい年齢になりましたね。

水族館でシャチの脳は親指の第一関節ほど小さいと聞いたことがあって、魚って何も考えてないんだなと思ってたけど、子を守る本能というか、そういうのタコにはあるんですね。

20150421214246私の中の過酷な子育て1位は皇帝ペンギン。南極の極寒の中、オスは餌もなくただただ2ヶ月ひたすら卵を温めます。

水ダコは2位にしましょう。

 

おっと、人間のお母さんも大変ですよね、24時間休みなくお疲れ様です。お母さんの周囲の人、労ってあげてくださいね。

母の日に良い映像見たな〜っ、誰かに守られて命がつながっていく。タコに学びました☆

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