半年くらいコツコツと準備をしてきました不妊当事者向け「もうひとつの選択肢、養子縁組を考える会」を6月28日に開催しました。そのご報告です。
小さい会場ですが、満席の開催になりました。そして東京のみならず、遠くからもお越しくださいまして本当にありがとうございました。ゲストの吉田さんのお話をより伺うために、お話会スタイルではなく、トークセッションスタイルを試みました。
1部はいつもお世話になっている里親委託等推進員さんから特別養子縁組・里親制度の説明、2部は「子供のいない夫婦のための養子縁組ガイド」著者 吉田さんとトークセッション。
申し込みの段階から推進員さんと吉田さんへのたくさんの質問をいただき、当日はその質問にお答えしながら進行。その他、吉田さんの著書の中から大事なポイントをピックアップし、直接吉田さんに詳しくお話をお聞きしました。
不妊や、養子縁組のことは内容が自分だけのことではないため、大勢の前でお話するには躊躇することだと思いますが、吉田さんは快く今回のゲストをお引き受けくださいました。また、「参加者さんからいただいた質問にはすべてお答えしていきたい」と言ってくださり、本当にありがとうございました。
当日は、ウルウルしたり、笑ったり、これぞリアルトークでした。
参加者さんから下記の感想いただきました。(一部)
・ぶっちゃけトークで大変興味深かったです!
・あたたかい雰囲気の中で実際の体験を伺えてよかったです。次へ続く一歩をいただいた気がします。
・いままでにないつっこんだ回答がとても参考になりました。
・選択肢のひとつとして考えられるようになりました。吉田さん、推進員さんのお話のおかげです。
最後に推進員さん、吉田さんから我々養子縁組を考えている参加者へメッセージをいただき、コウノトリの会は終了しました。愛のメッセージ届きましたでしょうか。
*コウノトリの会は、”ここでの話はここだけに” ”それぞれの気持ちを尊重すること”をお約束として安心して話せる場所に心がけています。月に1度「不妊治療もやもや会」「不妊治療やめどき会」「流死産を経験した女性の会」「養子縁組を考える会」のテーマで開催しています。
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1975年生まれ。不妊ピア・カウンセラー。「コウノトリこころの相談室」を主宰。28歳に結婚後、妊活をスタート。人工授精、体外受精、10年以上の不妊治療では二度の流産、死産を経験。子宮腺筋症で子宮全摘。44歳で生後5日の養子を迎える。数々のメディアや、大学で講演活動を行うなど、実体験を語っている。これまでの体験を綴ったエッセー、夫婦共著「産めないけれど育てたい。不妊からの特別養子縁組へ」2020年9月出版(KADOKAWA)