2015年12月に開催された妊活セミナーin東京の講演がジネコ春号に掲載されました。
今年最後の大仕事が終わりました。年末のお忙しい日曜日、たくさんの不妊治療をがんばっている人たちが120名ほどお集まりいただきました。
2部では高橋ウィメンズクリニック院長 高橋敬一先生から医療分野のお話しがあるため、私は1部で不妊当事者の抱える気持ちに焦点を当ててお話しさせていただきました。
治療をスタートしてから10年になります。その間、さまざまな気持ちが浮かんでは消え、また新たな不安も浮上し、と移り変わってきました。
赤ちゃんができない・・・不妊なのかな?みんなどんどん妊娠していく・・・
仲間の中で味わう劣等感や、社会の中で感じる居心地の悪さ。流産や死産の体験。最後に夫婦のコミュニケーションのコツ、年末年始の親戚との行事を穏やかに過ごす方法をお話しました。
120名の赤ちゃんを望む妊活当事者が集まりました。ブログを見ています、と声かけてくださり、嬉しかったです!
高橋ウィメンズクリニック院長 高橋先生と、ジネコ長友さん。大変お世話になりました。
笑顔で話す内容ではないにしろ、難しい顔している私。もうちょっと和やかな顔で話せるように練習したいです・・・
ジネコ妊活レポートのサイトで詳しくご覧いただけます。
あたたかい参加者さんの声、いただきました。
・自分だけがつらい思いをしているのではないと気づくことができました。仕事で来られなかった主人にいっぱいハグしてもらおうと思います。
・講演でも話されていましたが、自分がもっていたモヤモヤした気持ちが何だったのかわかってすっきりしました。
1975年生まれ。不妊ピア・カウンセラー。「コウノトリこころの相談室」を主宰。28歳に結婚後、妊活をスタート。人工授精、体外受精、10年以上の不妊治療では二度の流産、死産を経験。子宮腺筋症で子宮全摘。44歳で生後5日の養子を迎える。数々のメディアや、大学で講演活動を行うなど、実体験を語っている。これまでの体験を綴ったエッセー、夫婦共著「産めないけれど育てたい。不妊からの特別養子縁組へ」2020年9月出版(KADOKAWA)