当相談室のコウノトリの会で「第5回養子縁組セミナー」を開催いたしました。土曜日の朝早くにもかかわらず、たくさんの方が参加してくださいました。
今回のゲストは小林さんご夫婦!!!初のパパ登場です。
写真からも仲良し夫婦オーラがにじみ出ていますが、、、本当に素敵でした。
前半は小林さんご夫婦から体験談。
後半は参加者の方と一緒にお話し会。
参加者さんのそれぞれの背景は違いますが、ここに集まったみなさま、たくさんのご苦労があったと思います。子育てしたい気持ちと、血縁のない子を育てられるか不安という・・・複雑な気持ち。この会に答えは・・・ありません。でも同じように妊娠を望み、子育てを望んでいるもの同士が話せるそういう場所、ありませんから。。。他人と話したり、言葉にすることで「気づき」が現れることがあります。その気づきを大切にしてほしいです。
○参加者さんの感想の一部です
・さまざまな話を聞くことができ、もし自分がなった場合のイメージができて、とても参考になりました。
・具体的に考えるきっかけになりました。今後の選択のひとつがあって気持ちが楽になりました。
・普段話したくても話せないことを今日話すことができ、また体験者からの貴重なお話しを聞くことができました。
・この会が自治体主催などではない中立な立場で話しをされているのが参考になりました。
・児童相談所など公的機関では聞けないリアルな体験を聞けました。不安だけじゃなくて里親さんのプラスの部分などとても楽しかったです。
紹介した書籍です。すべてオススメです。
・里親家庭がどんな生活をしているか赤裸々に語られています。複数の家族を取材。
・不妊治療を経て特別養子縁組をした当事者の本です。制度のことも詳しく掲載。
・かつて養子縁組をした養子が大人になり生みの親に会いに行く実話集。(イギリス)
・不妊治療の終結を考えている女性16人を取材。
コウノトリの会は不妊・流死産・養子縁組をテーマに開催しています。関心のある会がありましたら、お気軽にみなさまのご参加お待ちしています♪
1975年生まれ。不妊ピア・カウンセラー。「コウノトリこころの相談室」を主宰。28歳に結婚後、妊活をスタート。人工授精、体外受精、10年以上の不妊治療では二度の流産、死産を経験。子宮腺筋症で子宮全摘。44歳で生後5日の養子を迎える。数々のメディアや、大学で講演活動を行うなど、実体験を語っている。これまでの体験を綴ったエッセー、夫婦共著「産めないけれど育てたい。不妊からの特別養子縁組へ」2020年9月出版(KADOKAWA)