結婚して子供がいる人生を完成形にしない。

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「結婚してない「私」は未熟なの?」(ウートピ)という記事がありました。テーマは結婚なんだけど、これは子供の無有にも置き換えて言えるものですよね。

——インタビューをお引き受けくださり、ありがとうございます。独身アラサーの身としてはメディアなどで「結婚できるオンナになる」というフレーズを見るたびにモヤモヤしちゃって。今日はそのあたりをぶつけさせてください!

永田:そうですね。私が思うに「結婚できる」と形容されている人が、あらゆる点で「できない」人よりも優れているという考え方が特に最近強くなっているのかなと思うんですよね。

そう、ボーダー引かれますよね。優れて見えてしまう向こう側、感じてしまう子供のいる家庭への憧れ…自分が目標にしてることを手に入れてるわけですから、自然な感情とも言えますが、「いいな」「早く子育てしたいな」という気持ちは良いんだけど、でもその次に、「子供がいない私はその人より劣っている」と思っているなら、それは正しくない。間違ってます。

その理由は少し周囲を見渡せば見えてくるもの。独身でも立派で素敵で、尊敬できる人たくさんいますね。逆に既婚や子供がいても差別的発言をする人や、とんでもなく未熟な人がいます。また、虐待のほとんどはその結婚したら幸せ、一人前と賞賛される母親からのものです。

結婚してるから、親だから…

というボーダーを引くことはくだらないというかすでに通用しない言葉なんです。死語にしよう!

人としての発言の他に、〇〇歳なのに、ママなのにってフレーズが多いですよね。私は毎度気になります。

ママなのにキレイ、おしゃれ

って、ママになったからキレイになったんじゃなくて、ママになる前からキレイでおしゃれだから…

気をつけてない人は産んでも気をつけてないよ。それだけの話。

どんだけ世間の「ママ像」って疲れ果てたイメージなんだろ。産んだ途端に「女性じゃない」というママ像を押し付けている気がする。

大事なのは結婚するか、子供を持つかは自由ってこと。

その時代の大きな流れはあるだろうけど、時代自体が流れていることに気づいてほしい。多くの人が結婚する時代は終わりました。なんで昔はみ〜〜んな結婚してたか知ってますか?セックスできるからですよ。婚前セックスが気軽に許されなかったのです。デリヘルとかないので、性欲求を満たすためでもありました。げっ!て思うけどそうなの。で、あとは、もっと悲しい現実だけど、ごはん、洗濯、掃除、それらは嫁をもらわないと一定水準の生活ができない。セブンイレブン、オリジン弁当、クリーニング屋さんありませんから、自炊だし、自分で洗濯してアイロンかけない限り綺麗なワイシャツで出勤できないんすよ。そう、嫁はとても重要な存在だったんです。現代人からすると家政婦かっ!と思えますが、それゆえ女性にも役割があった。家の中に居場所があったのです。もちろん愛はありますが、昔の結婚は愛以外の要素がたくさんあったんです。

で、時代は変わり愛以外の結婚する意味がなくなって来ました。婚前セックス、セブンイレブン、オリジン弁当…全部オッケーです。

長くなりましたが、時代は流れています。自分の暮らした時代の価値観の押し付けはやめましょうね。
さて、子ナシだけではない、独身も感じている、周囲の言葉からの刷り込みがあります。

結婚してこそ一人前(子育てしてに置き換えられる)という言葉は、逆にいうと独身は未熟者、未完成な人間というイメージを与えてしまう。まさにいま結婚したい人、子供が欲しい人には傷つく言葉で、現状を楽しむというより「結婚するまでの現状は不幸」と思えていま生きにくくなってしまう。そんなこと、言葉を発してる人は気にしたことないよね。

生まれた時から少子化の今の若者は、周囲のおばちゃんおじちゃんだけではなく、国からのプレッシャーも重なり、「自分の想い」を考える前に、結婚して2人産まないといけませんと言われたり、国は滅びる的な脅しのような重圧を感じている。なんと不憫な。

2人でもっと一緒にいたら幸せだなって思ってするのが結婚…だよね。

わたしは、大学生に授業する時には自ら子ナシの人生を選んだ山口智子の例を出して「選択は自由」なんだよ、「みんなが選んでいいんだよ」ってことを伝えてます。でも多くの若者は「産まなきゃいけないって思ってました」と少子化の大きな流れに飲み込まれていて、大人のせいだなぁと反省してます。

妊娠、出産のリミットの知識を男女共に知って、人生を選択するのが良い。普通のことなんだけどできる環境を我々が与えてない。。

結婚して子供がいる像を人生の完成形にしないで、未婚、子ナシも尊重される世の中になることを切に願います。だから、世の中のひとりとして私は「だからあの人は結婚できないんだよ」は言わない。

1975年生まれの整理整頓好きな山羊座。30歳で妊活スタート、流産、死産を経験。子宮腺筋症が悪化し2017年末ついに子宮全摘出。寄り道ばかりの人生で幸せの価値観や家族の意味を深く考え中。不妊カウンセラー/家族相談士