毎月の恐怖、月経痛には長年に渡り苦しめられていました。原因は子宮内膜症と子宮腺筋症。
ボルタレン座薬をしても悶え苦しみ転げ回る、どんな体勢でもぎゅーっと子宮を絞られてるように、とにかくげっそりな月経周期を数年続けています。
3回救急病院に夫に連れてってもらってます、そのうち一回は緊急入院になったことも。はぁーため息。
夫はだいたいわかってるので月経が始まったらセブンイレブンでまず3食分買ってきてくれます。笑
最大限の優しさってやつでしょうか。
前置き長くなりましたが、今日、激痛があり、地獄の月経が終わったばかりなのになんだ!?と思ったら先月も同じ時期に不正出血してました。
排卵痛まで起こったら月の半分が使い物にならない人間になってしまう。
そしてやっぱり月経時以外の出血は怖いわけですよ。なんかのサイン。それにしても痛いー。
不妊クリニックには詳しいのですが、婦人科となるとわからず初めて地元の産婦人科を婦人科として受診しました。
妊婦さん、たくさんいましたけど、あの頃とは違って気にならない自分に驚いたりしながら。
先生は偶然にも大学病院から週一で来ている若い先生で、
エコーとお腹の触診して「これはくっついてるねぇ、こっちも痛いでしょう」とサクサクと診断してくれて、私は「ううう、あああ、ううう」しか言えず、悶え苦しんでました。
先生に年齢を聞かれ、「42歳です」と答えると、「子供は望んでますか?」と問診票を見て難しい顔で聞かれました。配慮が感じられる表情でした。
問診票には過去の妊娠、流産、死産歴を記入する箇所があるため、私が妊娠欄に3回、出産に0回というのを見て慎重に言葉を選んで聞いてくれたんだと思う。
「以前は妊娠を頑張っていた時期もあるんですけど今はもう」と答えると、
「もし妊娠を希望しないということですと、子宮摘出という選択肢があります」
え!!月経痛で苦しんでいた時、何度もよぎったその選択肢。医療者側の先生から言われたのは初めて。この辛さ、わかってくれるのー?
ホルモン治療や飲み薬もあるけれど私の場合では期待できないとのこと。(2010年に子宮内膜症の腹腔鏡手術をしているため)
だましだまし今まで相当やってきたので、私の心は子宮摘出に傾いている。
しかし、それは、子供をもう100%産まないってことで。不妊治療からは離れたけれど、それは子供を諦めたとは気持ち的にはイコールにはまだなってなくて、ほぼイコールなんだけどなんとなく、閉経とか老化で子供が授からないとは違い、子供ができないことに自分で手を下すということで、子宮に自分からさよならするのはどうなのかなって。
こんなに苦しんでいてもなお、往生際が悪いというか。それだけ私の中で子宮の存在は大事なものだったのかなと改めて実感。
すでに子供を産んでいて同様の子宮トラブルで子宮摘出するのとは違うんだよね。
次回は骨盤MRIを撮り、より詳しく診断してもらいます。
夜に夫に話したのは次のブログで。
1975年生まれ。不妊ピア・カウンセラー。「コウノトリこころの相談室」を主宰。28歳に結婚後、妊活をスタート。人工授精、体外受精、10年以上の不妊治療では二度の流産、死産を経験。子宮腺筋症で子宮全摘。44歳で生後5日の養子を迎える。数々のメディアや、大学で講演活動を行うなど、実体験を語っている。これまでの体験を綴ったエッセー、夫婦共著「産めないけれど育てたい。不妊からの特別養子縁組へ」2020年9月出版(KADOKAWA)