先日、TheJapanTimesの取材を受けた記事が掲載されました(6月20日付)。不妊当事者としてのコメントしています。医療者、研究者、当事者団体、様々な角度からのコメント、日本の不妊治療の現状がまとめられています。
私のコメントは最初と最後。
このトップの日の丸画像、よく見ると、精子と卵子。
「不妊大国日本」なんて表現されることもしばしば・・・。日本の不妊治療はいったん入口に入ると出口が見えず長期戦に陥りがち。なぜかというと、次の選択肢が乏しいからだと思います。アメリカでは体外受精を3回失敗したら卵子提供の話が医師からもちあがるらしく、8回9回10回と体外受精を繰り返すことは珍しい(耳が痛い)。子どもを産めなくても育てたいという思いがあれば、養子を迎える人もいます。制度や周囲の理解も大きく違います。
日本の不妊治療の現状を海外ではどんな風にこの記事を読んで感じるのでしょうか。
(TheJapanTimesWebサイトで見れます)

1975年生まれ。不妊ピア・カウンセラー。「コウノトリこころの相談室」を主宰。28歳に結婚後、妊活をスタート。人工授精、体外受精、10年以上の不妊治療では二度の流産、死産を経験。子宮腺筋症で子宮全摘。44歳で生後5日の養子を迎える。数々のメディアや、大学で講演活動を行うなど、実体験を語っている。これまでの体験を綴ったエッセー、夫婦共著「産めないけれど育てたい。不妊からの特別養子縁組へ」2020年9月出版(KADOKAWA)