不妊の原因について(WHO調べ)
加藤貴子さんの第二子妊娠ニュースがありまして、すごいですね〜46歳です。
とは言っても、42歳の私はあと4年頑張れる!とはやはり思いません。。一瞬もしかしてと心がゆらっとするけどね。加藤さんは第一子も44歳で出産ですから、ある意味高齢ですが、健康体なんですね。
で、加藤さんの夫は「男性不妊」だったと先日公表したばかりで、精子が一般男性の10%しかなく、そのうえ、運動率5%と言われた時もあったそうです。うちの夫は運動率がガクンと落ち込んだ時もあったけれど、アラフォーになるとすこぶるよくて、先生に「しぶとい・・・」と言われていました・・・この世で一番いらぬ情報ですね。
さて、加藤さん夫婦が公表したことによって、女性だけが不妊の原因ではないということを訴えてくれたのはありがたいです。で、今回もなんと男性にとって耳寄り情報までくれましたよ。
加藤貴子、第2子妊娠を報告 “男性不妊”告白で反響
女性の卵子はほぼ若返りませんから、変動のある男性の精子は希望の星!とも言えます。男性としては妻が妊活を始めてから「タバコやめてよ、お酒控えて、パソコンを膝の上に置かないで、サウナ禁止!長風呂禁止〜!」と言われ、うるさいっ!!と思うことあると思います。
なんでそんなことを言うのか?その答えはひとつ・・・あなたの分身は努力で変化があるからです。あなたの分身が希望の星なんです!!!まじめに。
卵子が若返るならなんだってします。でも無情にも卵子は新しく作られることはなく、今日より明日老いている。わずかな希望をもち、鍼治療、漢方、ノンカフェイン、ヨガ、女性はあらゆることを試しています。情報がありすぎて色々手を出して妊活疲れしてる人もいますよね。情報に振り回されるようだったら、江戸時代の暮らしを心がけてください。早寝早起き、玄米、粗食・・・です。
どんなに努力をしてもやっぱり妊娠に大事なのは当然のことながら「精子」と「卵子」なんです。その精子の質が今食べたもので作られるのなら、そりゃ、気になりますよ。35歳過ぎたら卵子は老化老化って連呼されてて、それを最強の分身がカバーできるんじゃないかって最後の望みにかけてるんです。もうちょっと真剣になって欲しいと思うのが妊活中の女心ではないでしょうか。「俺にばっかり言わないで」じゃないですよ。すでに妻はやりまくってます。
そういえば、私が不妊専門の鍼灸院に通ってたとき、3回に1回は夫と一緒に行く集中した時期がありました。待合室には男性の姿もあり、だんだん慣れて夫は「嫌いじゃない」とひとりでも行くようになってました。ある日「家ではビールやめよう、鍼の先生がビール1本といっても日々蓄積されるって言ってたもん」とビールを飲まないことがありました。私が何十回も同じことを言ってましたが、先生の鶴の一声でこんなに変わる?!でも一緒に妊活に取り組んでいる実感があって嬉しかったな。
妊活を一緒に頑張る人が隣にいたら、とても心強いです。
子供が欲しい考えは同じのはずなのについ喧嘩してしまう夫婦は、相手の気持ちにちょっと触れて、どうしてそんなこと言うのかな?を想像してみてください。逆に言い方にも注意が必要。禁止の行動ばかりあげるのではなく、どうしてそうして欲しいのか感情も添えて伝えるのがポイントです。
ただでさえ妊活でご苦労されているのに、誰しも余計な喧嘩はしたくありませんからね。
1975年生まれ。不妊ピア・カウンセラー。「コウノトリこころの相談室」を主宰。28歳に結婚後、妊活をスタート。人工授精、体外受精、10年以上の不妊治療では二度の流産、死産を経験。子宮腺筋症で子宮全摘。44歳で生後5日の養子を迎える。数々のメディアや、大学で講演活動を行うなど、実体験を語っている。これまでの体験を綴ったエッセー、夫婦共著「産めないけれど育てたい。不妊からの特別養子縁組へ」2020年9月出版(KADOKAWA)