女子アナの丸岡いずみさんが不妊治療の末に代理出産でママになったというニュース、そんな動きをしていたんですね。2012年に結婚(うつ病発症は2011年)、2度の流産。丸岡さん46歳。
考えるよね、自分の子宮力とかいろいろ。
「自分たちのDNAを引き継いだ子どもがどうしても欲しかった」丸岡さん
自分と夫の子供の顔が見たい…というのは、普通の願いだからね。というか願いとも思ってなく自然なことと思っていた。DNAを継ぐとか継がないとか意識してなかったし、当然DNAを継ぐ子が未来予想図にはいた。それが夫婦にとって家族にとってとても素晴らしいことというのは妊活してから知りました。丸岡さんの言葉、何度も思ったよ。
何はともあれおめでとうございます。
有名人だとサラジェシカパーカー、ニコールキッドマンが代理出産をしていますね。日本では向井亜紀さんくらい??というのは日本ではすごく難しいから。海外に行くしかない。東南アジアやロシアは安いとはいえ400万くらいかかると思う。アメリカは内容も違うけれど2000万くらい。
内容というのは、東南アジアは仲介業者のビジネス色が強く代理母の貧困事情がありますよね。向井さんの本には、代理母と何度もコンタクトをとって、代理母の家族も向井さん家族が子供を得ることを喜んでいて、謝礼金だけの関係ではなく、大きなひとつの家族として産むという役割を引き受けているんだな〜という感想を持った。けれど、東南アジアの方では、私の知っているところだけかもしれないけれど、仲介業者としか会えなくて、直接代理母にお礼とかできない。なんか「産む機械」って日本の政治家の言葉だけど、なんだかそんな寂しさを感じた。妊娠中には代理母が大部屋で暮らしている写真を見たことあるけれど、隔離というか、軟禁にも見える。もしかして自宅の生活の方が食事とか衛生面に心配があるから、お腹の子の発育のため集団生活してるのか真相はわからない。きっと探せば東南アジアにも向井さんが依頼したような代理母がいるかもしれない。
で、日本では長野の病院では生まれつき子宮がないなどの疾患には対応してくれるみたいですけれど、代理母バンクがあるわけではないので、自分で代理母を探さなければいけない、これは至難の技・・・友達や知り合いに代わりに産んでとはちょっとお願いできない。
だから依頼主の母親がなることが多い(おばあーちゃんが孫を産むという状態)。代理出産の本を読んだ時に、母親は責任を感じていると書いてあった。娘が子宮がないのは、自分が子供を産める身体に産めなかったからだと責めている人もいる・・・。だから、なんとかして子供を持つ幸せを感じさせたいという内容を見た時に、そうか、家族で一丸となって代理出産に取り組んでいるんだと思った。
で、丸岡さんのケースはロシアに行ったみたい。
ニュースから、数日、丸岡さんはブログで週刊誌の記者たちの昼夜問わずインターホンを鳴らす取材に対して配慮してほしいと綴ってます。
ほんとだよね。不妊治療とか、子供を持ちたいと思う気持ちとか全く想像もしたことないようなただ代理出産というワードだけに食いつく週刊誌記者にインターホン越しに何を話せっていうんでしょう。好奇な目しかない。
妊活雑誌の取材でも失礼な人とかちんぷんかんぷんなライターとかザラです。
そっとしてあげてほしい、やっと手に入れた赤ちゃんとの生活なんですから。コメント欄が丸岡さんへの応援コメントで埋め尽くされていたので、それは良かったなと思いました。
1975年生まれ。不妊ピア・カウンセラー。「コウノトリこころの相談室」を主宰。28歳に結婚後、妊活をスタート。人工授精、体外受精、10年以上の不妊治療では二度の流産、死産を経験。子宮腺筋症で子宮全摘。44歳で生後5日の養子を迎える。数々のメディアや、大学で講演活動を行うなど、実体験を語っている。これまでの体験を綴ったエッセー、夫婦共著「産めないけれど育てたい。不妊からの特別養子縁組へ」2020年9月出版(KADOKAWA)